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【Kindle新刊レビュー】子供も楽しめる?証券会社と経済の仕組みを描いた「証券会社図鑑」

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興味深い新刊がリリースされていたので、レビューを書いてみたいと思います。

本書「未来をつくる仕事がここにある 証券会社図鑑」は、証券会社の仕事を子供にもわかるように、図鑑形式で描いた本です。監修は野村ホールディングス。

目次は以下の通りです。

  • お金を「運用したい人」から「必要とする人」へ
  • 証券の売り買い
  • 株式情報(IPO)
  • 資金調達
  • M&A(会社の合併と買収)
  • リサーチ
  • 資産管理(1)
  • 資産管理(2)
  • アセットマネジメント
  • リスク管理
  • 社会貢献活動
  • 証券会社の中枢に潜入


基本的に、中身は子供向け図鑑のフォーマットで描かれています。

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IPOの章のイラスト。


イラストも、「会社のしくみ図鑑」的な、類書でよくある感じのタッチで親しみやすく描かれています。ただ1つ問題に思ったのが、説明が簡潔すぎて本当に子供が理解できるのか?という部分。

例えば、株価についての説明はこんな感じ。

株価とはどうやって決まるの?

株価とは、株式の値段のこと。会社の現在の業績や今後の儲けの見込み、社会全体の景気などで株価は決まる。株価は常に一定ではなく、上がったり下がったりしている。また、一般的に業績の良い会社ほど株価は高くなる。会社は自分の会社の業績を定期的に公表しなければならない。

これを読んで「そうか〜、だから株価って複雑な値動きをするんだね!」とイメージしてくれる子供は少なそうです。

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証券会社が資金が必要な人と投資家を結ぶことで、社会の潤滑油となっている図。


この本を読んでいて思ったのですが、証券会社社員の仕事って絵で説明しにくくないですかね?例えば大工さんや電車の運転手等は、材木を組み立てていたり、運転席で実際に運転している絵を見せれば仕事内容が一目瞭然なところがあります。子供心にも、そういう絵を見せられるとワクワクするところがあるでしょう。

しかし証券マンの仕事となると、どうしても電話口で忙しそうに怒鳴っていたり、個人宅でプランナーとしてアドバイスしたり、といった「一目で説明しにくい」絵が多く出てくるので、その絵に合わせて説明を色々と追加する必要があり、子供にとっては分かりにくい印象を受けるのではないかなあ…と思ってしまいました。

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ファイナンシャルプランナーの仕事風景。

まとめ

証券会社の業務内容を説明する子供向け図鑑を出す、というのは非常に珍しい試みだと思います。投資家や証券会社が何かと疎まれがちな日本社会ですが、アメリカ並みとはいわずとも、投資という行動について、そして証券会社という業務に対してまっとうな評価が行われるための第一歩として、このような本が出ることは好ましいことだと思います。

次のステップとしては、投資そのものについて描かれた図鑑が出ることでしょうか。損切りや利食いのテクニック、デイトレード・バリュー投資・テクニカルといったトレード手法の違いについて描かれた図鑑、私は是非読んでみたいです(笑)。道徳の授業で「アリとキリギリス」なんか読ませるより、FXで有り金全部溶かした人の末路を教えてあげた方が教育的効果が…いや、なんでもありません。


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証券マンは社会貢献活動にも熱心なんだ!いつか社会から報われる日まで、頑張れ証券マン!


証券会社図鑑 会社図鑑シリーズ

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コンサルティング会社図鑑

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