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VT-d 対応のDELL PowerEdge T320 は仮想化入門機に最適

10月から11月初旬にかけて、NTT-X Storeで Dell PowerEdge T320 が投売りされてました。




Power Edge T320 ベーシックモデル T320
(11/11日現在、品切れです)

こちらが、DELLの公式サイトです。

実はこの機種、仮想化環境(VMWare、Xen、KVM等)を安価で試すには恰好のマシンだったりします。
これからその理由を説明します。

理由その1:安い

「安価で試すには恰好のマシン」なので、まず価格が安いのは当然。

NTT-X Storeでは、2013年の中頃からT320が安値で売られることがあったのですが、
その際の売値は2万円をわずかに割る程度。

しかし今年の9月から、売値17800円からクーポンを適用(-5000円)することで、12800円にまで値下がりしてしまいました。

理由その2:non-ECCメモリ、Unbufferedメモリが使える

要は、一般的な自作パーツショップで売られている、普通のDDR3メモリが挿せる、ということですね。

私の自宅のT320にも、自作デスクトップ機(Windows)から抜いたDDR3メモリを挿して使っています。

最近はただでさえメモリが高騰してますし、サーバー用の高価なECCメモリを買わなくて済むのは財布に優しいですね。
*ECCメモリ、Registeredメモリを挿して使うこともできます。

理由その3:安いなりにそこそこ性能の良いCPUが搭載されている

現在、Intel製CPUを搭載したメジャーな安鯖として、以下の三台があります。

  • T320
  • ML110 G7
  • PRIMERGY TX100

これらの機種に搭載されているCPUを比較してみましょう。

機種名 搭載CPU コア数 スレッド数 周波数 L3キャッシュ 対応メモリ
T320 Pentium 1403 2 2 2.6Ghz 5MB DDR3-800/1066
ML110 G7 Celeron G530 2 2 2.4GHz 2MB DDR3-1066
TX100 S3 Pentium G640 2 2 2.8GHz 3MB DDR3-1066

T320に搭載のPentium 1403は、クロックこそPentium G640に負けていますが、
L3キャッシュ容量が5MBと、安鯖に載っているCPUとしては頭1つ抜けて多いです。

このキャッシュ容量、具体的にはSandyBridge世代のCore i3(3MB)以上、Core i5(6MB)以下となっていて、安鯖に載っているCPUとしてはなかなかリッチな構成であると言えます。

理由その4:最初からVT-dに対応している!

この記事で最も声を大にして言いたいポイントはここ。

T320に搭載されている Pentium 1403はVT-dに対応している。

もう一度言いますが、T320に初めから搭載されているPentium 1403は、VT-dに対応しています。

Intel系の安鯖にデフォルトで載っているCPUが、VT-dに対応していることはまずありません。なので、VT-dを使うためにはXeonやCore i5以上のCPUを買い、最初から載っているCPUを載せ替える必要があります。

しかしT320は買い替えの必要がなく、買ってきてそのままでVT-dを使ったPCIパスルーを楽しむことができます。

これは、仮想化環境を出来るだけ安く、手間をかけずに構築したい人にとっては、非常にありがたいポイントです。

理由その5:静か

T320には、廃熱用のファンが背面に1つ搭載されています。

このファンは比較的静かな方ですので、常時起動で運用しても問題ないレベルに抑えられていると思います。

(音の感じ方は個人によって違いますし、またPCが置かれている環境によっても聞こえ方がまったく変わってきてしまいます。ですので「これは静音である」とは断言することはできないのですが、ファン音はかなり静かなレベルに抑えられていると思います。)

理由その6:NICを2つ搭載

安心のBROADCOM製NIC BCM5720 を2機搭載。

1機をホストに、もう1機をゲストに割り当ててネットワークの負荷分散、なんてこともできます。

ここまでがT320のメリット。以下はデメリットになります。

デメリットその1:CPUのアップグレードパスが限られる

T320のソケットはLGA1356で、これはSandyBridge以降のIntelの現役ソケットとしては最もマイナーな部類に入るかと思います。

先ほど挙げた安鯖(ML110 G7、TX100 S3)はLGA1155なので、SandyBridge/IveBridge世代のCPUが中古/新品で選び放題なのですが、ことLGA1356となると、日本の中古市場は全滅、新品も結構お高めになってしまいます。

どうしてもLGA1356のCPUを安く手に入れたい場合、eBayとかTaobao等の海外オークションサイトを使って、個人輸入することを考えたほうがいいかと思います。(そこまでするほど安くもないんですけどね…)

デメリットその2:筐体がデカイ、重い

最近の安鯖は比較的小型のものが多いですが、T320の筐体はでかくて重いです。

大きさとしては、ミドルタワー以上フルタワー以下、といった感じです
省スペースにサーバを構築したい人には向かないですね。

まとめ

デメリットで書いた部分もあり、万人に手放しで薦められるサーバ機であるとは言いませんが、デフォルトでVT-dに対応しているという点は見逃すことのできない利点かと思います。

自宅で仮想鯖を導入してみたい方には特にオススメの機種ですので、在庫が復活したら1台買ってみるのもいいかもしれません。

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