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SteelSeries製マウスの個体差と品質のバラつきについて

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SteelSeriesのマウスって、どうなの?

SteelSeriesのマウスを購入して、使ってみた記録です。

SteelSeries製品についてネット上の意見を調べてみると、製品自体は高評価なのですが品質のバラつきについての苦情がチラホラ…といった印象を受けます。

ゲーム関係の周辺機器については一家言ある4gamerも、2012年にこんな記事を出していました。
4Gamer.net ― SteelSeriesはどこへ向かっているのか。最近の製品デザインと新製品について製造部門の偉い人に直接に聞いてみた

「Xai」(SteelSeries Xai)はメインボタンのチャタリングが発生しやすかったり,Kinzuはセンサー性能に問題があったり,そしてSenseiは発売時点で設定用ソフトウェアの完成度が低かったりと,マウス製品の品質管理があまりうまくいっていない印象を受けています…

実際に買って、使ってみた

著者はこれまでMSとロジクールのマウスを使ったことがあり、経歴は以下の通りです。

IntelliMouse Explorer → G3 Optical Mouse → M518 → Wireless Mouse M510 → Wireless Mouse M560→しっくりこなくてM510に戻した

ここ暫くはロジクールのマウスを使ってきて、品質には概ね満足していたのですが、最近は高速ホイール推しが過ぎて(*)、ちょっと辟易していたところでした。
(*ホイールクリックを多用するので、ホイールクリック機能が無い/ホイールクリックがやり辛い製品ばかりで困る)

今回購入したのは以下の3台なのですが、結論から言うと、SteelSeries社のマウスは品質管理が行き届いていないのではないかという疑問を感じざるを得ませんでした。具体的には、ボタンやホイールの感触の個体差が大きく、何度か交換を繰り返すことになってしまいました。

今回購入したマウス

・SteelSeries Sensei Raw(2台)
・SteelSeries Rival(1台)

以下、私が購入したマウスに起きたトラブルや、国内代理店に交換して頂いた際の経緯をまとめました。

SteelSeries Sensei Raw

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フラッグシップモデルSenseiから一部機能を省き、また軽量化も計ったマウスです。計2台購入しました。
ちなみに私が購入したのは「 Call of Duty Black Ops II Gaming Mouse」という、マウス外装に特別な加工を施したコラボモデルです。

Sensei Raw 1台目

まず気付いたのはホイールが重いこと。手前に回す分には「ちょっと重いかな」程度ですが、前方に回す時は重すぎて中指が痛くなります。また、前方に回した時だけゴリゴリと音が鳴ります。音については、こちらの動画と同じような音が鳴っていました。

結局、この個体については代理店に交換を依頼しました。交換品は特に問題なく、今も愛用しています。

Sensei Raw 2台目

Sensei Raw が軽くて使いやすかったので、職場用にもう一台購入しました。ところが、またホイールに問題あり。1台目のような「奥に回す時と手前に回す時で感触が違う」ことは無いのですが、交換してもらった正常品と比べると、明らかにホイールが重い。常用すると指を痛めそうです。

結局、この個体も代理店に交換を依頼。郵送して3日後に交換品がやってきました。

【1回目の交換後】

交換してもらって、これで一安心と思いきや…ホイールは軽くなったんですが、今度は左右のクリック感が明らかに違うという問題が。

どうも左ボタンに異常があるらしく、クリック開始からクリックと認識されるまでの遊びが少なめ。また、クリック感が「カチッ」ではなく「ヘコッ」という感触で、明確でない。押したあとボタンが気持ちよく跳ね返ってこないため、連打しにくい。

症状を代理店に伝えると、この個体も交換対応して頂けることに。

【2回目の交換後】

左右クリックの感触の違いは直りました。しかし、今度はまたホイールが重い。2台目の最初に買った個体と同じくらいの重さで、ちょっとこの重さのホイールを常用するのはきつそうです。

また交換してもらおうかと思ったのですが、さすがに面倒になってきたので、今のところ放置しています…

SteelSeries Rival

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Senseiシリーズの形状は左右対称ですが、こちらは右手の形に沿って湾曲したデザインとなります。Senseiシリーズはレーザー式ですが、こちらは光学式となっています。

Sensei Rawでは一勝一敗、ここでSteelSeriesを見限ることも出来たとは思いますが、正常動作しているSensei Rawが使いやすくて気に入っていたことと、Rivalは4gamer
紹介記事で高評価を受けていたこと、またヨドバシに置いてあった評価機を触ってみてしっくりきたので、購入してみることにしました。

Senseiシリーズは初出が2011年(廉価版であるRawは2012年)、Rivalは2013年の製品なので、品質も多少は改善されているのでは?という期待もありました。

…結果、またもや左右のクリック感が違う個体を引いてしまいました

ボタン 状態
左ボタン クリックするとカチカチという音がする。押し始めてからクリックと認識されるまでの遊びが小さく、クリック後の反発も小さいので、連打しにくい。
右ボタン クリックするとペコペコと大きな音がする。クリックと認識されるまでの遊びは十分にあるように感じる。クリック後の反発もしっかりしている。

左ボタンに問題がありそうです。こちらも代理店に報告したところ、即座に交換対応に。

【1回目の交換後】

左右ボタンのクリック感の差異はなくなりました。しかし、今度は前の個体と比べて、ホイールが明らかに重くなっているという症状が…

個体差が大きすぎて、何が正解なのかよく分からなくなってきました。
私は、ここで心が折れました。

まとめ

●SteelSeriesのマウスの個体差が大きいのは本当だった。ボタンとホイールは触った感覚が製品ごとにバラバラなので、検品の基準が甘いのだろうか?
●製品自体のデザインや質感、操作感は好印象。当たり個体さえ引くことができれば満足度は高いと思われる。(私も一台目のSensei Rawを愛用している。)
●異常のある個体を引いた場合、保証期間内であれば些細なことであっても代理店(株式会社ゲート)は即座に交換に応じてくれる。今回は丁寧にご対応頂き本当にありがとうございました。
●不毛な作戦だが、個体差が大きいのを見越して、当たりが出るまで何度でも交換し続けるのもアリか。2chでも、当たりが出るまで何度も交換している人を結構見かける。どの製品がどれだけ交換されたかという数字はSteelSeries社にも届いているはずなので、結果的にSteelSeriesにとって「しっかりしてくれよ」というメッセージ(プレッシャー)を伝えていることになるのでは…不毛だけど。


以上、報告終わりです。個体差の問題を除けば製品自体は良いものを出していると思いますので、他ゲーミングマウスメーカー共々切磋琢磨して頂きたいところです。


SteelSeries Sensei マウス 62150

SteelSeries Sensei マウス 62150

SteelSeries SENSEI [RAW] Rubberized Black 62155

SteelSeries SENSEI [RAW] Rubberized Black 62155

SteelSeries Rival Optical Mouse ゲーミングマウス 62271

SteelSeries Rival Optical Mouse ゲーミングマウス 62271

誰が実際にLinuxを開発しているのか?その答えはあなたを驚かせるかもしれない。

Linuxカーネルに最も貢献している人(組織)が誰なのかを、Linux Foundationの年次報告書から探る、というお話。OSS界隈の知識が多少なりともあるプログラマにとっては既知の内容だと思いますが、各組織の貢献度が細かな数字で表されているのは良いかなと思います。

元記事:Who actually develops Linux? The answer might surprise you | ExtremeTech


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もし私が、オープンソースプロジェクトについて考えるようにあなたに命じたとすると、恐らく心に浮かぶ最初の言葉はLinuxでしょう。(FirefoxまたはApacheを思い浮かべたかもしれませんが、議論のためにLinuxについて考えたとしておきましょう)。それから、オープンソースが実際にどのような意味を持つのか、ということを尋ねたとしたら、おそらくはこう言うでしょう。「オープンソースとは、誰でもコードを自由に利用できることを意味し、それはたいてい、世界/インターネットをより良い場所にするために、無償で労働力を提供する多くの独立したプログラマによって開発されています」。そう、それはLinux FoundationのLinuxカーネルについての年次報告書を読むまでに、私が考えていたのと同じことです。このレポートの内容はあなたを驚かせるかもしれません。

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まず最初に、上記の図表を見てください。このグラフは、バージョン3.0から3.10の間にLinuxカーネルに貢献した全てのパッチの内訳を表しています。貢献の80%以上が、巨大な営利企業に雇用されている開発者からであることがはっきり分かるでしょう。報告書は、Linuxカーネルに貢献する無償の開発者の数が長年ゆっくりと減少しており、今現在は13.6%(前回の報告書では14.6%)であることを述べています。

当然のことながら、Red Hat — 数少ない成功したドットコム企業のひとつ — は最も力のあるメンバーです。Linux Foundationは、この一年間でモバイルおよび組み込みシステムの企業(SamsungTexas Instruments、Linaro)がかなり増加している、と報告しています。去年の報告書では、これらの3つの企業は、カーネルの変更分のちょうど4.4%に貢献していました。今年はおおよそ11%程度となっています。Linaroとは、LinuxのARMサポートを改善する目的のために、ARM、Freescale、IBMSamsung、ST-Ericsson、そしてTexas Instrumentsによって設立された非営利組織です。非営利とはいっても、それはLinaroの開発者が無償で働いているということではありません。

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この報告書はさらに、リーナス・トーバルズ(リナックスの創造者、およびプロジェクトの全面的な調整者)が、パッチ適用のプロセスに直接関与しなくなっていると報告しています。トーバルズは、バージョン3.0と3.10との間に568個のパッチ(0.7%)をコミットしました。最近、彼はサブシステムのメンテナ(彼らの大部分はRed HatIntelGoogleなどの高給取りです)にサインオフを委任しました。

このレポートで最後に目を引く所は、カーネルのコード量が膨張していることです。Linux 3.0(2011年7月)とLinux 3.10の間で、230万行を超えるコードがカーネルに加えられました。Linux 3.10の時点で、Linuxカーネルはおおよそ1700万行ほどの分量でした(この記事を書いている時点でバージョンは3.13まで進んでいます。よって、コード量はもっと増加しているはずです)。カーネルを構築するファイルの数は、37,000から43,000まで増加しています。Linuxカーネルが1991年に最初にリリースされた時、コードの行数は一万行ほどでした。このインフレーションの大部分は、ドライバおよび新しいファイルシステムのサポートによります。ビルドプロセスの際には、あなたのハードウェアによって実際に要求されるコード行だけがコンパイルされることになります。実際のところ、それは1700万行のうちのごく一部分になるはずです。

なぜLinuxが今、主に高級取りのエンジニアによって開発されているかに関しては、考えられる理由が無数にあります。最も明白で注目せざるを得ない理由は、これらの大手企業がLinuxの継続的な健全性に対して、商業的な関心を持っているということです。10年前、Linuxは愛好家およびスパコン企業のおもちゃでした。今日、Linuxは、スマートフォン(Android)から無線通信ルーター、そしてセットトップボックスまで、すべてに動力を供給します。Linuxへの商業的な関心は、報告書の中の別の統計によって強調されます:2011年中頃、191社の企業がLinuxカーネルに関与していました。2013年の終わりまでに、その数は243社にまで増加しました。

実際に、私たちは、これらの企業が自社の商業的ニーズのために、Linuxの開発を歪めているようには見えないことを感謝すべきです。それはオープンソースのマジックであり — そしてトーバルズとカーネル・メンテナ達の、厳格で無慈悲な支配によるものです。

詳解UNIXプログラミング 第3版

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Linuxプログラミングインタフェース

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Geforce GTX780TiのBitcoin採掘スコア

Radeon R9 290Xの対抗機としてNVIDIAが市場に送り込んだGeforce GTX780Tiですが、ビットコイン採掘のパフォーマンスは大して振るわないみたいです。

EXTREMETECH: GeForce GTX 780 Ti: Nvidia strikes back, retaking the performance crown from AMD(3/4)
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アーキテクチャ的に現行Geforce(Kepler)のビットコイン採掘パフォーマンスが振るわないのは周知の事実だったので(ここら辺を参照)、GTX780Tiでも現状は変わらないということですね。

R9 290Xは、前世代ハイエンドのHD7970と比較して30%以上採掘能力が向上してます。780TiはTitan比で10%程度の向上です。R9 290Xと780Tiは2倍以上の性能差があります…

AMDは当面GCNアーキテクチャをベースに拡張していく方向でしょうから、次世代モデルでも採掘市場におけるRadeonの絶対的な採掘パフォーマンスの良さは続くと思います(NVIDIAの頑張りによって、AMDの相対的な地位が低下する可能性はありえる)。

AMDにとって、Radeonの採掘需要は結構な追い風になっていると思うんですが、 ビットコインの市場がこれからも持ちこたえられるのかがちと心配ではありますね。